美味しくて乳酸菌が豊富なキムチ。大好きだけど、冷蔵庫でニオイが広がったり、発酵が進んで味が変わったりするのが気になる!
そんなお悩みを解決する方法を創業50年以上の歴史を誇る、国内シェアNo.1のキムチ専門メーカー「美山」が教えてくれました。
キムチを上手に保存して美味しく楽しむ方法……もっと早く知りたかった〜!!!
キムチのニオイ対策
しっかりフタを閉めたはずなのに、冷蔵庫を開けるたびになぜか広がるキムチのニオイ……。実はキムチの容器には、発酵を考慮した小さな空気の通り道があるんだそう。
保存中もキムチに含まれる乳酸菌の発酵が進み、炭酸ガスを生成。このガスが抜けるようにするために空気の通り道があるのです。そのため、完全密閉されていない容器ではどうしてもニオイが漏れてしまうんですって!
なので、ニオイ漏れを防ぎたいならジッパー付きの袋に入れて保存するのが効果的。さらに冷蔵庫の中でも温度が低いチルド室で保存すると、発酵の進行を抑えられる=ニオイの発生も抑えられます。
酸っぱくしたくない!
キムチは発酵食品なので、時間が経つとどんどん酸味が増してしまいます。でも保存方法を工夫すれば、酸っぱくなりすぎるのを防ぐことができるんです!
・冷蔵庫のチルド室での保存
・食べる分だけ取り出して残りはすぐ冷蔵庫へ
・保存する際は、汁にしっかり浸す
・開封後は1週間を目安に食べきる
温度が高い環境で保存すると発酵が加速し、短期間で酸っぱくなってしまうそう。できるだけ低い温度で保存するように心がけましょう。
また、キムチには「浅漬け」と「古漬け」があるのですが、酸味が苦手な方は美山の「いちおしキムチ」のような浅漬けタイプを選ぶのがオススメ。編集部に届いた実物を試食してみましたが、たしかに酸味控えめ、野菜の食感もシャキシャキでとても食べやすい♡
浅漬けキムチは漬けてからの日数が短く、発酵があまり進んでいません。そのため乳酸菌の活動が少なく、酸味の原因となる乳酸の生成も抑えられているそうです。
もし反対に酸味がもう少し欲しいという場合は、
・発酵を促進するために常温で1~2日置く
・時間をかけて発酵を進めるために冷蔵庫で長めに保存
することが有効だそう。自分好みの発酵具合を見つけるのも、キムチの楽しみ方の一つですよね♪
酸っぱくなったら…
すでに酸っぱくなりすぎてしまったキムチは旨味が増しているので、料理の食材として使うのが最高だそう!
酸味が強くなったキムチは加熱すると酸味が和らぎ、旨味が増すため、チゲや炒め物などの加熱料理に使ってみてください。
キムチは賢く保存して、状態に適した食べ方を見つけるべし。これからは末長く、美味しいキムチライフを楽しみましょう♪
参考リンク:キムチの美山
執筆・撮影:編集部
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