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ゾンダンこと関口存男、インスタを始める。──100年前の天才、いま語りはじめる

「語学の天才」にして「現代演劇における最初の演出家」、そして骨の髄までユーモリストだった男。ゾンダンこと
関口存男(せきぐちつぎお)が、21世紀の東京に帰ってきた。
 
1920年代、大正期の東京。
若き関口存男は、演劇と語学を両手に抱え疾走した。
その語り口の軽やかさ、そしてエスプリとアイロニー。
NHKラジオでの名講義は、ドイツ語に全く興味のない農夫までが聴くほどの人気を集めたという。
 
そして2025年。
曾孫・曾曾孫世代によって、関口存男は再び語りはじめる──今度はInstagramで。
 

知られざる関口存男の素顔に迫る

「関口存男」は堅い名前だが、愛称“ゾンダン”には、どこか音楽的で滑稽な響きがある。
語学の天才でありながら、彼の本質は「笑いと皮肉に満ちた芸術家」だった。

 
その文章には、真面目さと脱線、哲学と冗談が同居する。
現代のSNS文化にも通じる、独特のリズム感があった。
 
先日動き出した関口存男インスタグラムは、直系4代目にあたる
音楽家・都市演出家の関口純が監修するオフィシャルアーカイブ。

 
文化村の自宅に残された写真や直筆原稿、私物とともに、彼の残した思想・日記・翻訳・挿絵を現代に読み替える試みだ。
 

 

関口存男アーカイブ・プロジェクト」へ

このInstagramを核に、書籍化・Webアーカイブ・イベントなど
「言葉と線」を多層的に再構築するプロジェクトに発展させる構想もあるという。

 
100年前の知の再発見を、100年後の東京で。
それは、文化を“過去”から“現在”へと再接続する行為だ。彼の言葉は、もはや本の中だけではなく、
タイムラインの中で新たな生命を得ようとしている。
 

#関口存男 #ゾンダン #西洋演劇 #TokyoTime #文化アーカイブ

参考リンク:Instagram@tsugiosekiguchi_official
執筆・撮影:編集部
(c) Tokyo Time

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